2017年の春のはなし

先に重大発表があると言われたのはレコメンだった。去年のことがあるから、頼むからひなちゃん卒業はしないで…それじゃなく冬春の蟻のことであって…と願っていた。それが、お昼過ぎに拡がった、4月からヒルナンデスに桐山・中間が2人揃って毎週出演するという報に、わたしのTLは、みんながおめでとうと喜んで、ラジオの重大発表もこれじゃないかとざわざわしていた。(端折るけど、ラジオも4月からひなちゃんと桐山・中間による3人体制での放送で、これまたみんながおめでとうと言っていた)

 

 (A)

・去年の段階で、2人が2つの生放送にレギュラーが確定。
・どちらの番組も1人ずつ毎週交代での出演。
・1年経って、2番組とも2人が揃って毎週出演することが決定。

 

(B)
・散々言われるラベル付けのこと。 

 

Aについて。事象の羅列に個人の感想を加えると、正直、2016年の時点で、毎週2人ともが出るものだと思っていた。始まってみると隔週での個々の出演で、ちょっと残念だなって思っていた。それが、1年経って、2017年には当初わたしが勝手に想像していた形が現実になってくれた。

ここまではわりとシンプル。

正直評価はね、分からないよ。こっちは視聴者でおたくでしかないから。WEST担の方から、個々の評価が認められていたら、この4月からの体制はなかったんじゃないか、バラバラでは力が足りないと判断された故のセット出演じゃないか、という意見もいくつか見かけた。そうか、そういう取り方もあるんだなーって思った。

わたしはどこまでも根が明るいお花畑のひとなので、そして担当にはあまいので、去年に関しては、分散することで個々にフォーカスしやすいようにしていたんじゃないかと思っている。主にヒルナンデスの話になるけど、途中から番組に参加した2人が、2人だけで固まってしまわないように、視聴者と出演者に1人1人を覚えてもらえるように、隔週の出演だったんじゃないかと今は思ってる。去年1年で個々のキャラクターをある程度確立できて、じゃあ今年からは一緒に出演しても、いわゆるニコイチにはならないだろう、うまく個性を出せるだろう、という判断なんじゃないかと思っている(去年別だったのは、学生時代に仲がいい子たちは、翌年クラスが離されたようなニュアンス)。

いや、正直、まだお茶の間への浸透度は低くて、おたくによる贔屓目が過分に入っているのは理解してる。

ラジオはヒルナンよりも聴取層がもっとおたく寄りだと思っていて、以前あった3人の回とか、(主にWEST担から)それなりに評判が良かったんじゃないかなぁと、うっすらと思っている。あとは、グループが違うからこそ、出演できない場合の対応だとか、1年かけて3人と番組と関係者がいくつかのパターンを経験して、ヒルナンと同様2人を同時に出してもいいってなったんじゃないかなあと思っている(来年どうなるか、とかそういうことは考えないことにする)


で、B。今回のことを、「ばど」の2人のできごととしてまとめたことに、引っかかる人も、いるんだなあと、しかも今回は身内から、身内だからこそ、この部分で噴出したんだなあというのが、2017年の感想。

ただ、もうこればっかりは、この先何年経とうとも、あの2人がWESTとして活動する期間が、B.A.D.として活動していた期間よりも長くなろうとも、ずっと一定数のファンは言い続ける、使い続けるラベルだろうと、個人的に思っている。コンビ名とかグループ名とか、それは桐山・中間に限ったことではなく。もっというと、こういう事象はジャニーズWESTに限ったことではなく。

殊更B.A.D.に関しては、おそらくこの括りであることに強い意義を見出す層が、この呼称と関係性に固執をする層が特に多くて、デビュー前からの関係があるからこそ、こういうスペシャルなときには特に「ばど」「ばど」と目にすることになるんだろうと思っている。引っかかる人からしたら、デビューしたからこそ、という意味で引っかかるんだろうなというのも分かる。本人たちも、あえてその名前を封じていた時期が見て取れたけど、なんだかんだ、(2人ラジオとかラキセの罰ゲームとか24コンを経て)本人たちがまあいいかなってちょっとガードがゆるくなった気がしている。これは個人の見解。

今回は、おたくが好きな要素が掛け合わさったから余計に声が大きかったんだろうなあとも思う。1年前に勝手に想像して、勝手にちょっと肩透かしをくらったように感じていた事象が、1年後には理想の形として現実となった。しかもそれがこの2人だったから。そりゃあみんな喜んじゃうし、こういう運命っぽいものだからこそ余計に、「ばど」の名前を使っちゃうよなあって思う。今回のことではないけれど、運命、という言葉を使っていたのは、ほかでもない本人たちだし。

 


1年前に紛糾していたのとは、違う意味合いで火が燻った1週間だった気がする。去年に関して言えば、晴天の霹靂だったから、あちら側からの直接的な言葉に、ただただ驚くと同時に、ここまではっきりと叩かれなきゃいけないのかとこわかった。今年はそれが、内部からの声になったのがちょっと悲しかった。

だけど、そういうのを全部おいて、わたしは自分の好きな子が、その周りの子を含めて、にこにこしている姿を、楽しそうにしている姿を、1秒でも多く見られたらいいし、自分が見られなくても、その子が有意義に活動できるなら、それだけでもいい思う。2017年度が始まって、いろんなことがあるだろうし、一喜一憂するんだろうけれども、彼らに幸多い1年になってほしい。新しいお仕事を素直に喜んで、楽しんで、1年前はこうだったなぁって、ゆるく思い出すような、そんな1年でありますように。