Unlimited が好きだっていうはなし

これがいちばん好き!!!っていうわけではないんだけど、アンリミがとっても好きです。曲も歌詞もなんだけど、われらがセンター・おしげちゃんの呼吸音からイントロなしでいきなり始まるところとか、最初は最小限の音数なんだけど、曲が進むに連れてどんどん音数も音色も増えていくのとか、サビ前の濱田さんの歌い上げるところからのサビの流れとか。望が歌ってる途中から入ってる、シューーーっていう音(fnafにも多用されるあれ)が、うまい具合に煽ってくるんだよ~って思ってる。あれに弱い。ほんとうに好き。でもあれをなんていうのか知らない…。


BPMは132くらいかな。音楽でいうところの、Allegroですね。行進曲の目安が120だったはずなので、それより少し速いくらい、というテンポも絶妙だなって思う。ちょうど気持ちが急く速さ。そしてこれは、アルバムでは1曲目たる曲だと思うんだけど、ツアーではパリマニでガツンと心を掴んだ後の曲というのもうまい。あのパリマニは、どこにも入れられなくてあたまに持ってきました!感がちょっと強いけど(そしてラジオでもそんなようなことを言っていた)、掴みとしてはうまいなって思う。OPからの流れで一気に会場のボルテージが上がって、「コンサート来ました!!」感が強くなったところで、満を持してのアンリミ。パリマニのテンションを維持したまま、このツアーにおけるパリマニの曲と演出に漂うある種のチートっぽさを、アンリミが一掃してくれる。空気がガラッと変わって、目の前がいきなり晴れる気がする。それこそ、「なうぇすとツアー」の幕開けとして、「はじまった!!」とわたしは強く感じる。会場のいちばん真ん中で、明るい中みんな笑顔で歌うアンリミは多幸感がものすごくて、なうぇすとツアーの見所のうちの1つだなあって思ってる。それから、7人が円になって内側を向いて行う振りを、あのひとたちは互いの顔を見ながら笑いあいながらやるのがね!見てるこっちも笑顔になれる。なにそれ、なんて楽しそうなの!って、あの振りを一緒にやっているファンは多いよねって思うし、かくいうわたしもやってる。やりたくなっちゃう。そうやって、巻き込んでいくのが本当にうまいんだよなあ、ジャニーズWESTさんたちは!

 

はじめて聞いたときは、なるほどドローンで空撮の曲っていうのもわかるわ、とか、ドームでやって欲しいなあとか、そのときから好きな曲だったけど、「今」の彼ららしい曲だという気持ちが強くなったのは、好きの気持ちが加速したのは、ツアーに入ってからだった。大化けした曲ではないものの(それはなんといってもバリハピとBeliever)、期待値よりも確実に上を行ってくれた曲だからこそ、直前のパリマニに負けずに、むしろパリマニをいい踏み台にして、真打として「なうぇすと」ツアーを感じさせてくれる気がする。


現在形と未来を見据えた言葉で書かれたこの曲を、懐かしんで、過去のことだと振り返るときがいつか来るのだろうけれど、今の彼らに合流できて、現在形でこの曲を聞けたのは、とてもよかったなって思う。ツアーが終わって、「なうぇすと」が「なう」じゃなくなるかもしれないけれど、「なう」として体験できたことが幸せだと思ってる。これをまだ過去形で書けないくらいには、まだ「なう」のこと。年明け早々から始まったツアーは、ホーム大阪も終わって、残り北海道と広島のみだなんて。あっという間だったなぁ(といいつつ、広島は1ヶ月先だけど!)。残り4公演、無事に完走できますように!そして願わくば24コンDVD化の報を聞けますように!(最後欲張った!)

 

 

4/7 追記

一晩経って、改めて聞いたのでもうちょっと足しておく。個人的にはアンリミは、ようやく彼らに合流したという思いが強くなる。もっと前からリアルタイムで見てるけど、デビュー後に降りた新規としては、ドームを経て、今回のツアーでやっと時間軸があった気がする。追いついた気がする。

という発想は、確実にSZに影響されているんだろうなあ。こっちはずっとリアルタイムで見ていたものの、ここ数年、特にこの1年半は逆に目を逸らしていた。直視できないでいた。でも、STAGEのおかげでもう一度目を向けることができて、楽曲を聞きながら当時の気持ちを思い出しているし、こんな曲だったんだって後からびっくりしてる。こちら(SZ楽曲全般)に関してはリアルタイムが戻ってきた感覚かな。