ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと
ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと、全公演終了お疲れ様でした。ありがとうございました!
わたしはこのツアーが本当に大好きだったんですよ。個人的にWESTのことが気になったタイミングはパリピポの終盤あたりでした。今まで意識していなかったからもちろんチケットはなかったけど、ライブの感想がどれもキラキラしていて、ファンがみんな楽しそうで、なんだか気になるなっていうのがスタートだった。ちょうど春から初夏にかけての空気が気持ちいい時期で、日差しが強くなってきて季節が夏に向かうのを感じさせる、あのわくわくした感じとあいまって、外野ながらに、いいなあ楽しそうだなあって惹かれていった。本格的にファンになってから入ったラキセツアーは、もちろん楽しかったんだけど、結構こっくりとしているというか、ごりっとしているというか、透明度低めというか。季節との兼ね合いなのか、年明けから寒い時期に回るツアーらしいなと思っていた。奇をてらったところはあまりなくて、スタンダードで、だけど、ジャニーズWESTのことを知るきっかけになったのが、もうちょっと軽やかでどんどん気分も上っていく季節だったので、明るく抜け感のあるキラキラと楽しいのを、実は求めていた。
そんなわたしなので、なうぇすとツアーの、パリマニから始まり Unlimited のあのキラキラと上昇気流にのるような雰囲気が、本当に好きだったんです。
一連のコーナーは、過去を踏襲して現在の姿を見た気がする。私は昔のことを、他人からしか聞いていなくて、自分の目で見たわけではないけれども、過去をきちんと、存在したものとして扱っていた気がする。でも過去と現在の差異が明白で、だからこそ、過去も抱えて現在があるなと思った。
— マツ (@plss__) 2016年12月25日
全部抱えて今に至っている、というのは挨拶でもところどころ感じてた。ちゃんと、過去が陸続きに、その人の軌跡にあざやかに存在している気がする。そこから、この次に、すぐ先に明示されている、決まっているものとして、なうぇすとツアーがあるって、すごくいい。
— マツ (@plss__) 2016年12月25日
ひとつの集大成としてのドームだけど、すぐ先が決まっている、見えているというのもあるからか、ポイントの1つであって、まだ道が続いているのが見えた気がした。なうぇすとツアーはもっと現在寄りのものなのかな。いろんな意味で、ドームとは表裏一体なのかもしれない。
— マツ (@plss__) 2016年12月25日
これを書くにあたって自分の少し前の発言を見たら、ドームの帰り道でこんなことを言っていた。過去と現在のひとつの着地点としてのドームが終わって、すぐ先の未来になうぇすとが控えていた去年の12月。自分の言っていることがあながち間違いじゃなかったと思う。なうぇすとツアーはそれくらいに、とっても、現在形だった。
なうぇすとが出た頃から、「いつか『なう』じゃなくなるときが来るけど、『なう』として体験できたのが幸せ」だとずっと言っていて、今日で1つの節目になるけど、リリースからフルで5ヶ月、ツアー初日から125日、ずっと『なう』でい続けて、ずっと現在形で好きでいられるのって、幸せなことだな。
— マツ (@plss__) 2017年5月6日
ツアー中はずっと「なう」として、現在形でツアーのことを話していた。終わったから過去形で語るものの、期間中はずっと現在形・現在進行形だった。
センターステージで披露するUnlimitedは、会場の真ん中から波紋が広がるように会場全体を巻き込んでいくようで、いつもあの瞬間が大好きだった。全体を通してこちらの心をぐっと掴んで、でもそれは無理があるわけじゃなくて、こちらに選択の自由や動き方の自由を許してくれた上で、一緒に行こうと肩を組んでくれる。そんなツアーだったと思う。
パリマニから始まり Unlimited でガラッと空気を一新するところも、I GOT THE FLOWの誇張して言うなら猥雑な感じからBeliever・one chanceの流れも、KIZUNAでスクリーンが7分割になるところも、挙げ始めたらキリがない(案の定ずいぶん削った)。全体を通してすごくすごく好きだった。ちょうどオーラスの朝の空と空気みたいに、からっとしていて、夏を感じさせて、きらきらと輝く。わくわくする気持ちがずっと続いていた。
それから、タイトルに寄っている気がするものの、このツアーを通してようやく彼らに合流したという思いが強かった。ツアーの前からリアルタイムで見てるけど、デビュー後に降りた新規としては、ドームを経て今回のツアーでやっと時間軸があった気がした。やっと追いついた気がした。
メンバーが語った今回のツアーのコンセプトの『挑戦と裏切り』というのも、今になるとなるほどと思う。個人的にWESTを知った当初に、構成がすごくうまくて驚かされた。お披露目的なめぇもだけど、はじめて全国を回るパリピポツアーをシングルB面から始める、しかもそれが結成してまだ数年のグループの成すことだなんて。絶対に楽しいだろうってどきどきしたのを覚えている。
今回も、リリースした楽曲をきちんと聴いていて、自分たちの特性を知っている人が作る流れだなと思っていた。どこかで見たんだけど、WESTはCDでリリースした楽曲をほぼ(100%?)ライブで披露しているとかしていないとか。セトリ落ちする楽曲がないって、本当にすごいし、そういう構成を作れることも本当にすごい。きっとこれは思っている以上に難しいに違いないのに、さらっとやってのけるなんて。
一連の流れの中で、確かに新しいことにいくつも挑戦していて、でも全体の流れとうまく融合されていたから、突出したり浮いたりそこだけ奇抜に見えたりすることはなくて、あたかも新しい風が自然と発生したようだった。小気味好くスパイスが効いていたなと、振り返ると気付かされる。
そして、パリマニの扱い然り、バンバンッ!! の扱い然り、昔からあるものも新たな形で取り入れて変化を見せていた。新しいものを取り入れるだけじゃなく、前からあるものも形を変えて見せ方を変えて出してくる。引き出しの数が増えただけじゃなく、引き出しの活用方法もちゃんと増えていた。
ありがたいことに何度か入ったのだけれども、日程を重ねていく中でもずっと新鮮さを更新し続けてずっと進化していく、そんなツアーだったと思う。流れは変えていないのに、入るたびにずっと楽しかった。次に来る曲がなにか分かっていても、毎回楽しめた。
実はツアーの期間中に別のグループの公演にも入っていて、それはベストみたいな意味合いを持つ長時間の公演で、そちらも本当に素晴らしかった。そして正直、直後に控えていたなうぇすとが霞んでしまうのではないかと危惧していた。公演時間も、WESTは基本的に2時間で、数字で見ると短いよなといつも思っていた。でも、全部杞憂だった。濃厚できっちりしっかり楽しませてくれた。時間の短さを感じなかった。時間が長短ではなく、最終的には満足度だと改めて知った。
運よく入れた公演がどれも楽しくて、ずっとなうぇすとツアーが続いてほしいと思っていた。終わらないでほしいと思っていた。でも、終わることでまた1つ次に進むに違いない。ツアーが終わった今は、そうやって次のお仕事を待っている。なうぇすとツアーを経て、今度はどんなものを見せてくれるんだろうって、オーラスが終わって数日の今はそう思っている(終わった直後はそう思えなかった)。あ、でも1こだけ言わせて!ツアー中に新曲がリリースされると思っていたよ!そこだけは意外だった。新曲欲しかったな…。でも、物議をかもしつつMVも撮っていたし、24コンもリリースされるので、わくわくしながら照史の舞台と炎の転校生Rebornを待とうと思います。
ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと、本当に大好きだったよ、ありがとう。おつかれさまでした。それではいつものやつを。よぉ~~~!(パンッ!)