ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと

ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと、全公演終了お疲れ様でした。ありがとうございました!

わたしはこのツアーが本当に大好きだったんですよ。個人的にWESTのことが気になったタイミングはパリピポの終盤あたりでした。今まで意識していなかったからもちろんチケットはなかったけど、ライブの感想がどれもキラキラしていて、ファンがみんな楽しそうで、なんだか気になるなっていうのがスタートだった。ちょうど春から初夏にかけての空気が気持ちいい時期で、日差しが強くなってきて季節が夏に向かうのを感じさせる、あのわくわくした感じとあいまって、外野ながらに、いいなあ楽しそうだなあって惹かれていった。本格的にファンになってから入ったラキセツアーは、もちろん楽しかったんだけど、結構こっくりとしているというか、ごりっとしているというか、透明度低めというか。季節との兼ね合いなのか、年明けから寒い時期に回るツアーらしいなと思っていた。奇をてらったところはあまりなくて、スタンダードで、だけど、ジャニーズWESTのことを知るきっかけになったのが、もうちょっと軽やかでどんどん気分も上っていく季節だったので、明るく抜け感のあるキラキラと楽しいのを、実は求めていた。


そんなわたしなので、なうぇすとツアーの、パリマニから始まり Unlimited のあのキラキラと上昇気流にのるような雰囲気が、本当に好きだったんです。




これを書くにあたって自分の少し前の発言を見たら、ドームの帰り道でこんなことを言っていた。過去と現在のひとつの着地点としてのドームが終わって、すぐ先の未来になうぇすとが控えていた去年の12月。自分の言っていることがあながち間違いじゃなかったと思う。なうぇすとツアーはそれくらいに、とっても、現在形だった。


ツアー中はずっと「なう」として、現在形でツアーのことを話していた。終わったから過去形で語るものの、期間中はずっと現在形・現在進行形だった。

センターステージで披露するUnlimitedは、会場の真ん中から波紋が広がるように会場全体を巻き込んでいくようで、いつもあの瞬間が大好きだった。全体を通してこちらの心をぐっと掴んで、でもそれは無理があるわけじゃなくて、こちらに選択の自由や動き方の自由を許してくれた上で、一緒に行こうと肩を組んでくれる。そんなツアーだったと思う。

パリマニから始まり Unlimited でガラッと空気を一新するところも、I GOT THE FLOWの誇張して言うなら猥雑な感じからBeliever・one chanceの流れも、KIZUNAでスクリーンが7分割になるところも、挙げ始めたらキリがない(案の定ずいぶん削った)。全体を通してすごくすごく好きだった。ちょうどオーラスの朝の空と空気みたいに、からっとしていて、夏を感じさせて、きらきらと輝く。わくわくする気持ちがずっと続いていた。

それから、タイトルに寄っている気がするものの、このツアーを通してようやく彼らに合流したという思いが強かった。ツアーの前からリアルタイムで見てるけど、デビュー後に降りた新規としては、ドームを経て今回のツアーでやっと時間軸があった気がした。やっと追いついた気がした。


メンバーが語った今回のツアーのコンセプトの『挑戦と裏切り』というのも、今になるとなるほどと思う。個人的にWESTを知った当初に、構成がすごくうまくて驚かされた。お披露目的なめぇもだけど、はじめて全国を回るパリピポツアーをシングルB面から始める、しかもそれが結成してまだ数年のグループの成すことだなんて。絶対に楽しいだろうってどきどきしたのを覚えている。

今回も、リリースした楽曲をきちんと聴いていて、自分たちの特性を知っている人が作る流れだなと思っていた。どこかで見たんだけど、WESTはCDでリリースした楽曲をほぼ(100%?)ライブで披露しているとかしていないとか。セトリ落ちする楽曲がないって、本当にすごいし、そういう構成を作れることも本当にすごい。きっとこれは思っている以上に難しいに違いないのに、さらっとやってのけるなんて。

一連の流れの中で、確かに新しいことにいくつも挑戦していて、でも全体の流れとうまく融合されていたから、突出したり浮いたりそこだけ奇抜に見えたりすることはなくて、あたかも新しい風が自然と発生したようだった。小気味好くスパイスが効いていたなと、振り返ると気付かされる。

そして、パリマニの扱い然り、バンバンッ!! の扱い然り、昔からあるものも新たな形で取り入れて変化を見せていた。新しいものを取り入れるだけじゃなく、前からあるものも形を変えて見せ方を変えて出してくる。引き出しの数が増えただけじゃなく、引き出しの活用方法もちゃんと増えていた。

ありがたいことに何度か入ったのだけれども、日程を重ねていく中でもずっと新鮮さを更新し続けてずっと進化していく、そんなツアーだったと思う。流れは変えていないのに、入るたびにずっと楽しかった。次に来る曲がなにか分かっていても、毎回楽しめた。

 


実はツアーの期間中に別のグループの公演にも入っていて、それはベストみたいな意味合いを持つ長時間の公演で、そちらも本当に素晴らしかった。そして正直、直後に控えていたなうぇすとが霞んでしまうのではないかと危惧していた。公演時間も、WESTは基本的に2時間で、数字で見ると短いよなといつも思っていた。でも、全部杞憂だった。濃厚できっちりしっかり楽しませてくれた。時間の短さを感じなかった。時間が長短ではなく、最終的には満足度だと改めて知った。


運よく入れた公演がどれも楽しくて、ずっとなうぇすとツアーが続いてほしいと思っていた。終わらないでほしいと思っていた。でも、終わることでまた1つ次に進むに違いない。ツアーが終わった今は、そうやって次のお仕事を待っている。なうぇすとツアーを経て、今度はどんなものを見せてくれるんだろうって、オーラスが終わって数日の今はそう思っている(終わった直後はそう思えなかった)。あ、でも1こだけ言わせて!ツアー中に新曲がリリースされると思っていたよ!そこだけは意外だった。新曲欲しかったな…。でも、物議をかもしつつMVも撮っていたし、24コンもリリースされるので、わくわくしながら照史の舞台と炎の転校生Rebornを待とうと思います。


ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと、本当に大好きだったよ、ありがとう。おつかれさまでした。それではいつものやつを。よぉ~~~!(パンッ!)

1冊の本だとしたら

Twitterで流行り(?)の、1冊の本だとしたら、最初の1行になにが書いてあるか、というやつ。長すぎて1行というか冒頭数行みたいなことになっていますが、やってみました。

 

重岡

ライトを浴び慣れた芸能人は、瞬きの回数が少ないと聞いたことがある。そうかもしれない。年中ドライアイに悩まされている。でも眩しいのは変わりない。いつだって、ステージ上でライトが当たる瞬間は、視界が真っ白になる。上下右左が分からなくなって、足元を確認しても、自分の影さえ見えない。

 

桐山

子どものころは水が嫌いだった――――らしい。母親がそう言っていたけれども、自分としてはそんな記憶はほとんどない。かろうじて、幼稚園のプールの授業で、顔に水をかけられて大泣きしたのは覚えている。でもあれは、水が嫌だったんじゃなく、好きだった子に水をかけられたのがショックだったんだ。

 

中間 

昏い夜の空から白が絶えず舞い降りてくる。頬に触れた一片を冷たいと感じたのは一瞬で、そこから熱が奪われていく感覚はもうなくなっていた。音はまったくしない。雪と呼ばれるそれはこのまま永遠に降り続いて、世界を覆い尽くしてしまうかのようだった。

 

神山

買い換えた車はイグニッションキーが少し重たいところが気に入っている。首都高を走るとまるで血液を流れる血小板の一つにでもなった気分になる。赤いテールランプがいくつも揺れ、時に分岐して、ずっと車が連なる。誰かを乗せるのも、こうしてひとりで走るのも、どちらも昔から好きだった。

 

藤井

劇場が明るくなってもしばらく動けなかった。すみませんと声をかけられて、はっとして脚を避けて他の観客を通す。エンドロールで使われていた曲が、ずっと頭の中でリフレインしている。行かないと。分かっているのに身体は鈍くしか動かない。映画館特有の毛足の長いカーペットに足を取られる。

 

濱田

「これはうちの鍵。こっちは実家。車と、バイクと…。」キーチェーンについた鍵を、説明できるものだけ解説していく。父の車のスペア、机の引き出し、彼女の部屋、元カノの部屋。もう使わない鍵もずっと付けたまま、結構な重さになっている。でもこの重ささえも身体の一部といってもいい。

 

小瀧

「とりあえずまっすぐ行ってください。」そう言いながらシートベルトを絞めて気が付いた。タクシーで緊張しなくなったのはいつからだろう。最初の頃は反対方向から乗ったり、距離感が分からなくてメーターを気にしたり、ずいぶん長い間、慣れないと感じていた。それが、いつの間にか東京に馴染んでいた。

 

実は淳太くんのは、2年前に同じようなタグをやったときのもの。当時は三島由紀夫を読んでいたので、若干引きずられている気がしないでもない(そして力の入り方が違う、気がする。まあそこはお愛嬌ということで)。

 

フォロワーさんに自分について書いてもらったのと、その返礼で相手のことを書いたんだけど、冒頭の続きは、相手が物語を紡いで行ってくれるような気がしていて、若干外れていたとしても、その人の物語ができあがるだろうと思っている。あるべきところに落ち着いてくれる、と思う。そういう意味では、冒頭もむずかしいと思うけれども、最後のほうがむずかしいだろうな。

夏と夏と秋の記憶

溺れるナイフ』、発売おめでとうございます。ということで、いつか引っ張ってこようと思っていた、映画が公開された頃の感想を持ってきてみる。ざざっと推敲したものの、もうそのまま載せます。そういえばこれを書いた頃に、谷崎の陰影礼賛を読んでいたな、というのを、衣装の下りで思い出した(我ながらわりとうまいことを言っていたので)。

 

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よくある、「自分の好みで雑誌の特集ができるなら」というあれ

Popeye #841 の特集をTLで知った。

magazineworld.jp


東京に限らなくても、友達というラベルの相手を、友達じゃなくても、特定の相手を、自分の好みで自分の知る場所にいる姿を想像する、という時間にとてもわくわくする。また季節がいいね。年度が改まった春先の、これからなにが起きるかまだ分からない時期、というのも、相乗効果として気分を高めてくれる。

ところで、1年と少し前の自分が、こんなことを呟いていた。きっかけは猫と伊野尾さんの特集。そこから、けんとさんとプードルと一緒にグローサリーに行くのも、のぞむが純喫茶でオーダーとってくれるのも、全部ハナコだったと気付いた。ハナコつよい…。


ちなみに、のぞむは既にやってるから欠番にしたけど、次やるならアクティブなのがいいと思っていた。フォレストとかそういうの。そして1年前のわたしは、神山さんがむずかしすぎて、あまりに思い浮かばなくて、パリスタイルのブケを作る神山さんを見たいなどと言っていた。わたしの趣味に走りすぎね。あ、でも神山さん×お花は、ドラマのイベントで叶ってるね!もちろんテンション上がりましたよあれ。

ばばばっと挙げた中で気に入っていたのは、言葉数最小限の、濱田さんの夜桜。まだちょっと肌寒いからアウター(安易だけどモッズコートとかを前開きにして)で、あの提灯のちょっとピンクの照明とか、夜空に白い桜を見上げるところとか、その瞳は何を見ているの?って感じのところとかが見たい。ちょっと無機質にも見えそうなやつ。

さらっと追加された淳太くんのアジアロケはもちろん台湾で。1年後に番組のロケで行くところを見られるよと、考えてた当時のわたしに言ってあげたい。この発言をしたときは、相葉さんのHのイメージでした。

 

ちなみにこんな感じ。


今見てもこのHは大好きだな。淳太くん×台湾はなじみすぎるかもしれないけれども、あえて台湾にして、アイデンティティとは、みたいな煽り文句を付けたい。台湾の街並みを昼と夜の両方で撮って欲しい。溶け込んでいるようで異質な感じのものを。願わくば、相葉さんみたいにアウターをとっかえひっかえしてほしい。これ、半分くらいは1年前の自分の発言を引用してるんだけど、今でも同じことを思ってる。

 

 
ロケ撮影をするなら、という視点。ここに動植物園がないのはわたしがそっちにあまり興味がないからです。神山さんにあのプールでアクロしてほしいし、濱田さんを和の中に入れたくて仕方がない(金毘羅宮若冲の格天井とかもいい)と1年前のわたしが言っていた。うんうん分かる。重岡のモエレ沼は、「体力自慢の重岡さん。どんどん山を登っていく背中に撮影部隊が追いつけず、途中で立ち止まって待っていてくださったショットが採用されました」なんて裏話が欲しいな。公園内は広いから、かごに番号がついたレンタサイクルで移動する姿もぜひ!

そして最後に東博の大階段は、ドラマ等でもよく使われるところ。スーツでお願いしたい。2017年版のオフィシャルカレンダーでもスーツ×階段のカットはあったけれども、あれよりももっと固めの、重厚な階段に見合う、まじめなカットが見たい。硬いやつ。でもオフショットで笑い合ってるのがあってもいいな。(個人的に、一時期東博がホームだったから、あそこに思い入れがあるっていうのも大きいかも。)



それにしても、この記事は大半を1年前の自分の発言をベースに色をつけているんだけど、自分の好みは自分がいちばん分かってるね。今見ても、わかるわかるって思う。あと、1年間で国内の知らない場所にも少しだけ足を伸ばしたので、3年後くらいに同じことをしたら、多少ラインナップが変わるかも。こういう特集、本当に実現してほしい。

ひとの歩んできた道のはなし

ファンとしてのわたしが感じている「中間淳太」ではなく、もっと外部から見た(ことを想定する)「イメージとしての中間淳太」は、漫画やゲームにあまり関心がなさそうなんだけど、実際はワンピ好きだし、その昔家に来た濱田さんと(家で)なにしてたのかと訊かれて「ゲーム」と答えるくらいには、漫画もゲームも嗜む人なんだよなと、この間のラジオの「作画が変わる」発言や、24コンのMCを聞きながら思っていた。

そういうところ、イメージとは対照的に、その年代の男の子が通ってきたことを経験しているところ、そこらにいる30前後の男の人っぽい部分を持ち合わせているところが垣間見えると、人間らしさを感じる。

うえすとさんたちって、自らを「そこらにいる兄ちゃんたち」と形容するけれども、パフォーマンス等々で「いやそこらにいないから!」と強く思う反面、人としての軌跡には、身近にいそうな要素が散りばめられていると感じる。人間くさいというか、近しい感じはこういうところから出るのかな。虚構としてのアイコンとしてのアイドルよりも、もっと人に近いところが見えて、いいなあって思う。

Unlimited が好きだっていうはなし

これがいちばん好き!!!っていうわけではないんだけど、アンリミがとっても好きです。曲も歌詞もなんだけど、われらがセンター・おしげちゃんの呼吸音からイントロなしでいきなり始まるところとか、最初は最小限の音数なんだけど、曲が進むに連れてどんどん音数も音色も増えていくのとか、サビ前の濱田さんの歌い上げるところからのサビの流れとか。望が歌ってる途中から入ってる、シューーーっていう音(fnafにも多用されるあれ)が、うまい具合に煽ってくるんだよ~って思ってる。あれに弱い。ほんとうに好き。でもあれをなんていうのか知らない…。


BPMは132くらいかな。音楽でいうところの、Allegroですね。行進曲の目安が120だったはずなので、それより少し速いくらい、というテンポも絶妙だなって思う。ちょうど気持ちが急く速さ。そしてこれは、アルバムでは1曲目たる曲だと思うんだけど、ツアーではパリマニでガツンと心を掴んだ後の曲というのもうまい。あのパリマニは、どこにも入れられなくてあたまに持ってきました!感がちょっと強いけど(そしてラジオでもそんなようなことを言っていた)、掴みとしてはうまいなって思う。OPからの流れで一気に会場のボルテージが上がって、「コンサート来ました!!」感が強くなったところで、満を持してのアンリミ。パリマニのテンションを維持したまま、このツアーにおけるパリマニの曲と演出に漂うある種のチートっぽさを、アンリミが一掃してくれる。空気がガラッと変わって、目の前がいきなり晴れる気がする。それこそ、「なうぇすとツアー」の幕開けとして、「はじまった!!」とわたしは強く感じる。会場のいちばん真ん中で、明るい中みんな笑顔で歌うアンリミは多幸感がものすごくて、なうぇすとツアーの見所のうちの1つだなあって思ってる。それから、7人が円になって内側を向いて行う振りを、あのひとたちは互いの顔を見ながら笑いあいながらやるのがね!見てるこっちも笑顔になれる。なにそれ、なんて楽しそうなの!って、あの振りを一緒にやっているファンは多いよねって思うし、かくいうわたしもやってる。やりたくなっちゃう。そうやって、巻き込んでいくのが本当にうまいんだよなあ、ジャニーズWESTさんたちは!

 

はじめて聞いたときは、なるほどドローンで空撮の曲っていうのもわかるわ、とか、ドームでやって欲しいなあとか、そのときから好きな曲だったけど、「今」の彼ららしい曲だという気持ちが強くなったのは、好きの気持ちが加速したのは、ツアーに入ってからだった。大化けした曲ではないものの(それはなんといってもバリハピとBeliever)、期待値よりも確実に上を行ってくれた曲だからこそ、直前のパリマニに負けずに、むしろパリマニをいい踏み台にして、真打として「なうぇすと」ツアーを感じさせてくれる気がする。


現在形と未来を見据えた言葉で書かれたこの曲を、懐かしんで、過去のことだと振り返るときがいつか来るのだろうけれど、今の彼らに合流できて、現在形でこの曲を聞けたのは、とてもよかったなって思う。ツアーが終わって、「なうぇすと」が「なう」じゃなくなるかもしれないけれど、「なう」として体験できたことが幸せだと思ってる。これをまだ過去形で書けないくらいには、まだ「なう」のこと。年明け早々から始まったツアーは、ホーム大阪も終わって、残り北海道と広島のみだなんて。あっという間だったなぁ(といいつつ、広島は1ヶ月先だけど!)。残り4公演、無事に完走できますように!そして願わくば24コンDVD化の報を聞けますように!(最後欲張った!)

 

 

4/7 追記

一晩経って、改めて聞いたのでもうちょっと足しておく。個人的にはアンリミは、ようやく彼らに合流したという思いが強くなる。もっと前からリアルタイムで見てるけど、デビュー後に降りた新規としては、ドームを経て、今回のツアーでやっと時間軸があった気がする。追いついた気がする。

という発想は、確実にSZに影響されているんだろうなあ。こっちはずっとリアルタイムで見ていたものの、ここ数年、特にこの1年半は逆に目を逸らしていた。直視できないでいた。でも、STAGEのおかげでもう一度目を向けることができて、楽曲を聞きながら当時の気持ちを思い出しているし、こんな曲だったんだって後からびっくりしてる。こちら(SZ楽曲全般)に関してはリアルタイムが戻ってきた感覚かな。

Sexy Zone STAGE tour 3/36

Sexy ZoneのSTAGEツアー、名古屋3/26の両部に行ってきました。

担降りを経て、はじめてセクゾンの現場に入ったのは2013年の新春コンでした(2012年12月に初代ジャニワにも入ってるけど、それは一旦おいておく)。あの日城ホで、グループが幼すぎてこの先応援して行けるのかってちょっとだけ不安に思ったのを覚えてる。主にステージパフォーマンスの面で。なんせ直前までは嵐担。デビューそこそこのグループと、10年以上やってるグループを比較すること自体が間違ってるのは重々承知していたけど、それじゃなくても桁違いの人気と予算を擁する、松本潤のステージ構成に慣れていたので、もう本当に、大丈夫かって自分に一度問うたんですよね。いや、これは、潤くんはすごいなっていう話なんですけど。


あのときはSexy Zoneがただただ幼いと強く感じて、それこそデビュー曲の歌詞のように、「大人の決めた」もの感がすごく強かったけど、あれから4年経って、自分たちのステージを、アニバーサリーイヤーのステージを、こんなにも自分たちの色に染め上げることができるグループになったんだなあと、本当に感動しました。勝利がずっと笑ってたんだよ。目が笑ってた。それがなによりも嬉しかったなぁ…(※健人担。ただ、わたしの周りの健人担はすべからく勝利が大好き)。


特にセクゾン担に関しては、ファンの数だけ鬱への感情があると思っていて、わたしも例に漏れずにいろいろと思うところはあるし、自分の話をすると、実は5人体制に戻ってからの、2015年後半から今までの部分がいちばん離れていた(もともと薄まっていたところに、WESTにぐーーーーっと引っ張られて、かけもちを明示してさらにはWEST沼に本格的に飛び込んで楽しんだ時期と被るので、まあそういうことです)。今回のツアーも行くかちょっとだけ迷っていて、日程と会場と自分の居住地をすべて天秤にかけて、あえての名古屋にした。でも、本当に入ってよかった。誘ってくれて一緒に入ってくれた友達に本当に感謝してる。ようやく鬱とかそれまでの自分の感情に終止符を打てた。


なにが良かった・どこが良かったってうまく言えなくて、あと、このコンサートって、どこがメインなのか難しいところだと思う。大体本編の終盤にいちばんの盛り上がりがくるのが定石だけど、それだとWith youなのかな。でも印象というかインパクトはアンコール1曲目のデビュー衣装でのSexy Zone(曲)だと思う。だけど、友達とも話したんだけど、どこがメインとかそういうのではなくて、全体としてすごくいいコンサートだと思ってる。明確な見せ場がなくても、今の5人の関係がすごくいいことが目に見えて、過去のあれこれがあったけど、そういうのを乗り越えて、5周年をこんなにも明るい笑顔と共に見られるんだと、もうただそこに5人が笑っているだけで幸せだと、声を大にして言える。そんなコンサートだった。幸せだったなぁ。今のSexy Zone、すごくいい。